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珪藻土バスマットを導入して感じたメリット・デメリット 発がん性?について考えてみた

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こんにちは。理系かあさんです。

先日、バスマットを新調するよ!と宣言していたのですが、お試し、ということで気になっていた珪藻土バスマットを導入しました。

今回は購入前に調べたことと、実際に使用してみて感じたメリット・デメリットをレビューします。

もし検討中の方がいらっしゃいましたらご参考までにどうぞ!

現状、将来的には普通のバスマットに戻す可能性がありますがそれはもうちょっと使ってみてから考えます。

珪藻土バスマットとは?

見た目は素焼きの焼き物みたいな珪藻土のバスマット。一瞬コンクリートっぽくもあります。持ち上げてみるとコンクリよりは軽くて不思議な感じ。(いや、それでも普通のバスマットよりも重たいですが)

材料は何なのか?という珪藻という藻類が化石化したものです。珪藻は骨格が二酸化ケイ素でできているので死んだ後に中身が分解されても、骨格部分だけが残るようです。そして形が残っているので内側の中身が入っていた部分が空隙になって穴がいっぱい空いた状態、専門用語でいうところの多孔質素材になるので、そこが水を給水し、適宜蒸散します。

二酸化ケイ素はお菓子や猫砂などで使われている吸湿材のシリカゲルの材料と同じですね。ま、似たような役目を果たすということでしょう。

珪藻土バスマットのメリット

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洗濯の必要がない

 洗濯するものを一つでも減らし隊のズボラ理系かあさん的に一番のメリットかな?と思うのはここです!

基本的には水分を吸った後に自然蒸散して乾燥するので、洗濯の必要がないのはありがたいことかなと思います。月に1回程度は陰干しが必要なようですが、今は連日洗ってますからね、布製のバスマット。楽さが段違いです。

吸水力に優れている

 使ってみてびっくりしたのですが、本当にぐんぐん水を吸います。足の裏がすぐにさらさらになって快適!ほかの人が使った後でも数分もしないうちに表面は乾いているので普通のバスマットみたくじめっとなっていることはありません。いつでも快適に使えます。

カビやダニの繁殖が起こりにくい

カビやダニが繁殖するにはある程度の水分量が必要です。

例えばカビは、専門的には水分活性値が0.6以上ないと繁殖できません。水分活性値ってイメージできないよ!という方はドライフルーツくらいの乾燥度だとお考え下さい(わかりやすいようなわかりにくいような)。

珪藻土バスマットは水をどんどん蒸発させるので、このカビが生育するのに必要な水分量をずっと下回った状態になるようです。

カビが発生しなければアレルギーの原因になる胞子も飛ばしませんし、においも発生しませんし、安心ですね。

 ※極端に水はけが悪い、もしくはお風呂の中で使用など、使用環境によってはかびることもあるかもしれません。

珪藻土バスマットのデメリット

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割れたりかけたりする

 素焼きの焼き物みたいなものなので落としたりすると割れます。落とす以外にも、直射日光なんかに当ててしまったり、熱風をあてたり(ドライヤーであぶるとか)すると、乾燥しすぎて変形し、割れることがあります。

 実際、うちもお風呂を出たところにすの子の上に置く形で使用していますが、お風呂の入口の壁が白くなっていました。多分削れてます。

冷たい

 今は熱いシーズンなのでいいのですが、お風呂から出た温かい足で乗るとひんやりします。多分冬は寒いのでは?ヒートショックじゃないですが、冬も使うのにはあまり向いていないように感じています。

定期的に削る必要がある

たくさんの穴が開いた構造なので、長期使用していくと表面の穴がホコリや皮脂で詰まってきてしまい、水を吸わなくなるので、サンドペーパーなどで削る必要があります。正直面倒くさい部分ですね、、、

半年に一回程度で大丈夫そうですが、ここが一つのネックです。

発がん性がある?

一部ブログなどで珪藻土に発がん性がある!と書かれていたので、調べてみました。

珪藻土はシリカ、ですが、シリカ(二酸化ケイ素)には大きく分けて二種類の状態が存在します。

 ・結晶性シリカ

   主に鉱物由来。大量に吸い込んだ場合発がん性がある。

 ・非結晶性シリカ

   主に植物由来。シリカゲル、珪藻土など。

   発がん性がある物質とは認定されていない。

結論:珪藻土は通常であれば非結晶性シリカなので、危険性は低い。

非結晶性シリカが高温で熱された場合結晶性シリカになることはありますが、珪藻土バスマットは作るときにはセメントのように水と混合し、乾燥させることで成型するため、熱が加わることはないので、おそらく原料が未加工の珪藻土であれば心配はいらないのではと思います。

ただし、原料の珪藻土が事前に焼成などの加工をされていれば、結晶性シリカが含まれることになるので通常の使用時には問題ではなくても、頻繁にマスクをせずにサンドペーパーで削るなどしていた場合は危険かもしれません。

塵肺と一緒で結晶性のシリカは粒子が小さく、肺の奥までどんどん入り込んで物理的に肺を壊してしまうために大量に吸い込んでしまったら肺が機能不全を起こしたり、がん化するかも、という認識のほうが正しいと思います。

心配な方は、お手入れの際は目の細かいマスクをしっかりするなどする必要がありそうですね。

 

たとえ結晶性シリカを多少含んでいたとしても、毎日加工しているような人ならまだしも、日常使いのバスマットでどうにかなるとも思えない、というのが理系かあさんの結論です。

ただ、粗悪品の場合、不純物として危険なものが含まれている場合もあるようなので、そのあたりは注意が必要かと思います。

 

以上、理系かあさんの考察でした。

もしよければ参考にしてみてくださいね。

ちなみに、うちは諸事情で1か月で使用をやめざるを得なくなってしまい、残念ながら使うのをやめました、、、詳細は以下をご覧くださいませ(><)

www.rikeikasan.com

 

※今回使用している写真はpixabayのフリー画像、製品写真はAmazonのものです。