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おんぶで自転車を断念した話 違反じゃなくても安全じゃない、見ておいてほしい転倒動画

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こんにちは。理系かあさんです。

今日は熱中症に怯えて抱っこ紐でおんぶして自転車通園を数日試みてみたものの、結局挫折した話をしたいと思います。今は再びベビーカーで大人の足で30分の距離を保育園まで送り迎えしています。(※育休から復帰したら子二人乗せ自転車になる予定ですが)

なお、時間がない方向けに結論をいきなり書いていく形式にしております。

おんぶ紐で自転車に乗ろうと思った理由

結論:保育園までが遠く、徒歩通園だと熱中症(特に次子)の心配があった。

長子の保育園までは大人の足で徒歩片道30分あります。家の近くに交通量の多い道はありますが、保育園方向へのバスや電車はありません(最寄り駅が一緒です)。必然的に通園方法は、徒歩・自転車・自家用車となりますが、うちの保育園は駐車場がないため、自家用車での送り迎えを原則禁止としています。

そうなると手段は徒歩・自転車しかないわけですが、相手は絶賛イヤイヤ期の三歳児と1歳未満児。上は自分でずっと歩いてなどくれませんし、下の子はつかまり立ちがやっとです。上が歩いたとしても子の足では家までは1時間~1時間半かかります。過去チャレンジして、3歳児があるかなくなりおんぶにだっこして帰ったこともありますが、こうなると私が死にそうになります。

また、途中には交通量の多い道路沿いも多く、なおかつ歩道もない道もありますので子供を歩かせるには危険すぎるため、うちでは2人乗りのベビーカーを使用していました。(※もっと子が大きければ一人乗りのベビーカーにステップを付けるという方法もいいなぁと思います)

ところがここにきてこの暑さです。先日の記事でも書いた通りベビーカーは地面に近いため、灼熱地獄。片道30分でも熱中症の危険があります。次子に至っては往復で合計1時間を一日二回も乗ることになるわけです。そこで少しでもこの暑さを避けて短時間で送り迎えをできたら、、、と思い、おんぶで自転車を検討してみることにしました。抱っこ紐&ベビーカーも検討しましたが、一人乗りベビーカーの体重制限で3歳児をのせられませんでした。

同じような環境の方も多いのではないでしょうか。

 

ベビーカーの話。

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法律的にはどうなのか

結論:自転車には最大3人(子供は6歳未満)まで。抱っこしての乗車はNGだけどおんぶしての乗車はOK。

まずはだっこやおんぶ乗車がそもそも法律的にはどうなのか。違反にならないのか気になったので調べました。理系かあさんはこれでも法令順守で生きているので結構気にします。部屋はアウトローですが、生活はインローなんです。えへ。

法律関係や交通ルールなどで困ったときは警視庁のサイトを参照します。

自転車の交通ルール 警視庁

 ここにめっちゃ詳しく書いてあります。

普通自転車

16歳以上の運転者は、幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児を1人に限り乗車させることができます。
さらに運転者は幼児1人を子守バンド等で背負って運転できます。

幼児2人同乗用自転車

16歳以上の運転者は、幼児2人を同乗させることができる特別の構造又は装置を有する自転車(幼児2人同乗用自転車)に6歳未満の幼児2人を乗車させることができます。
幼児2人を乗車させた場合、運転者は幼児を背負って運転することはできません。

つまり法律的には「抱っこしての乗車はNGだけどおんぶしての乗車はOK」ということです。ただ、乗車人数の総数は3人までで、たまに見かける前後に2人を乗車させてさらにだっこひも、つまりお母さんも併せて4人乗りはNGということが分かりました。また、乗せれる子供の年齢も6歳未満なので小学生は乗せられないということですね。

また、ここには記載ありませんが傘さし運転もNGす。

なぜ抱っこはNGなのか?

調べましたが、諸説あって詳細はわかりませんでした。ただ、個人的には以下の理由かと思います。

①ハンドルと腕の間に抱える形になるので視界や自転車の運転の妨げになる

②自転車をこぐときに前傾姿勢になるので最悪抱っこ紐から子の脱落事故が起こる可能性がある

あとはおんぶと比べて抱っこが悪い理由は特に思いつきませんでした。

法律上ヘルメットは?

結論:保護者には努力義務がある。

道路交通法では以下のように定められています。

(児童又は幼児を保護する責任のある者の遵守事項)

第六十三条の十一 児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

平成20年の法改正により、努力義務化されました。違反しても罰則はありません。

※とはいえ、後述しますが法律云々ではなくて子供の安全を考えたら着用させるべきだと思います。

安全性はどうなのか

結論:子がヘルメットなしだと死亡・重症など重大な結果となる可能性が高い。ヘルメットがあったとしても安全とはいいがたい。

実際のところ、おんぶして自転車に乗った場合の安全性はどうなのかな?と思って調べていたところめっちゃ怖い動画を見つけてしまいました。

これは、とても衝撃的ですが抱っこして自転車に乗っている方も、おんぶして自転車に乗っている方も一度は見ておくべき動画かと思います。ここに、まさかの時に何が起こってしまうかのすべてが詰まっています。

※朝日新聞社の公式動画です。

おんぶや抱っこでこけたら、親の頭や手が付くよりも先に子供の頭が地面に激突してしまうんです。

その時の衝撃たるや、骨折するレベルの17倍。 こんなこと考えたくもないし、言いたくもないのですが、正直亡くなってしまうレベルといっても過言ではないと思います、、、

 ※下記記事を参考にしています。

超危険!おんぶ自転車、衝撃の実験結果 「無いと困る…」悩む保護者 - withnews(ウィズニュース)

抱っこだろうが、おんぶだろうが、法律で認められていようが、ノーヘルで我が子を自転車に乗せるということは自転車の転倒というちょっとしたことで我が子を死の危険にさらす恐ろしい行為だということがわかりました。

赤ちゃん用ヘルメットはあるのか?

結論:自転車ヘルメットは1歳以上を対象にしたものしかない。

楽天、アマゾン、Yahooなどで探しましたが12カ月未満の子供用のものは見当たりませんでした。基本的には室内での転倒を想定した布製のヘルメットしかなく、自転車での転倒時の衝撃には無意味になってしまうものしかありませんでした。

ちなみにうちは9カ月でも大き目のほうなので12カ月~のヘルメットを着けておんぶしていましたが、動画を見ると明らかに首も影響を受けており、おんぶの場合、ヘルメットをしていてもこけてしまえば首の骨が折れてしまうのでは?と感じたため、この時点でおんぶ自転車はやめることに決めました。

ヘルメットはしっかりと

結論:ヘルメットをすることで衝撃は1/15になる。

普通に自転車に乗せれるようになっても、自転車が倒れてしまう可能性は0ではありません。ヘルメットさえしておけば、、、という事案はとても多いので、かならずヘルメットはするようにしましょう。

H29年の自転車乗車中の事故の死傷者数、ご存知ですか?88,888人です。(参照:安全・快適な交通の確保に関する統計等|警察庁Webサイト)車にひかれた場合も、人をひいてしまった場合も含まれていますが、1日200件以上起こっている計算です。結構多いと思いませんか?

そのうち、480人がなくなってしまっていますが、62.7%は頭部損傷が原因なんです。このうち、何%がヘルメットをしていなかったのかは不明ですが、少なからず死ななくてよかったケースは含まれているのではないかと思います。

ちなみに子供のせ自転車が倒れた経験を調べた調査(参考:子どもを自転車に乗せたときの転倒に注意!(発表情報)_国民生活センター)ではなんと7割の保護者が子供を乗せた状態で自転車が倒れそうになった、もしくは倒れた経験があるそうです!

国民生活センターで収集した事例では10歳未満の子供を乗せていて転倒してしまった事例が62件あったそうですが、うち77%(48件)では頭部や顔にけがをしてしまっています。きちんとヘルメットを着けていたと確認できたのは18件のみだったということで、内容をよく見ると自転車に乗せてからヘルメットをしようとした結果、転倒してしまったケースもあるので自転車に乗せる前にヘルメットをしてあげることが重要だと考えさせられる内容です。

かくいう私も子供が2歳のころ、自転車の前に乗せてスーパーの前に停車していた時に子供が暴れだし(子供は買い物に行きたくなく、イヤイヤをしていた)自転車が転倒してしまった経験があります、、、この時はヘルメットをしていたためか、ハーネスをしていたおかげか、けがはありませんでしたがぞっとしました。

気を付けていても起こってしまう事故。そんな時もヘルメットをかぶせるだけで守れる命があります。

おんぶ自転車やめました

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結論:おんぶ自転車ははっきり言って危険すぎる。

色々な事情があるとは思いますが、もしも何かあったときに被害を受けるのは子供。そこを考えたらあと少しの間、他の方法は取れないか自問自答してみたほうが良いように思います。晩御飯が遅くなっても人は死にません。けど自転車が倒れたら、子供は死んでしまうかもしれません。

きちんと座れるようになる生後10~12カ月になれば、きちんとハーネス、ヘルメットをして自転車の座席に座らせることができるようになります。そうなればたとえ転倒事故が起こったとしても、けがの程度ははるかに軽く済む可能性が高いです。

ちなみにうちは結局ベビーカーに冷却剤などを導入し、もうしばらくベビーカー通園をすることにしました。あとはお迎えのみ地域のファミリサポートを一部利用することにより、次子が熱中症になるリスクを減らすことにしました。

お金はかかりますが、ずっとではないですし致し方ないことかなと思います。

 

うちはこんな感じでしたが家庭によっていろいろな事情があると思います。

徒歩で行ける家の近くの保育園に受かればこんな苦労はしなくていいのでしょうが、現状それは難しそうです、、、バギー自転車とか、もうちょっと低床安全の自転車が日本でも流通すれば、もっと良くなると思うのですが日本では法律上自転車の幅が60㎝以下と決められており、これも難しそうですね。(3輪自転車は販売されていますが、段差が多い日本の道では意外とバランスを崩しやすいので結局どうなのかな?と思います)

出来ればヘルメット以外の、けがを防ぐ自転車用抱っこ紐などの製品ができることを望むばかりです。

 

ヘルメットの記事です。よかったら合わせてどうぞ~

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