こんにちは。理系かあさんです。
もうね、これ、発表があったのひと月前のことなんですけど。
連載当初からずっと読んでいた(何なら長男出産直後の回復室でも読んでいた)マンガ、「ネト充のススメ」が未完のまま、連載終了することになってしまったんです・・・そう、打ち切りですね。
原因は作者の黒曜燐さんの体調不良なので、休載期間が半年になり、1年になり、2年になり、そうこうしているうちにうちでは二人目が生まれ、、、もしかしたらこんな日が来るかもしれないことはどこかで覚悟していたのですが。
もうどうしようもないことはわかっていても、とても好きな作品だっただけに登場人物たちがどこへ着地するのか見てみたかったという思いが捨てきれなかったものの、発表から1カ月立って自分の中でようやく悲しい気持ちが消化できたことと、アニメはいい感じにまとまって終わっているのでもっとたくさんの人に薦めたい!と思ったので今回記事にまとめてみました。
・ネットゲームが好きな人
・大人が高校生みたいな純愛をするマンガが好きな人
・ドキドキしたい大人
・ちょっと仕事や育児で疲れている人
・というか、もっとみんなにしってほしいよぉ!!!(心の声)
※理系かあさんの独断と偏見にもとづいております。
そもそもどんな話?あらすじなど
社会人として頑張ってきたものの、職場の人間関係や激務ですっかり現実社会に疲れてしまった30代女性「盛岡森子」(もりもりちゃん)は仕事をやめて自らニートに。
そしてネットゲーム(インターネットで自分の代わりとなるキャラクターを作り、冒険をするゲーム)でイケメンキャラ林くん(男の子)となり、ネットで充実したゲーム生活をするぞー!っていうところから始まる物語です。
ネットの中で超かわいいリリィという女の子キャラと出会い、ギルド(冒険者が互いに協力するチームみたいなもの)に入れてもらい、充実したネットゲーム生活が始まりますが、、、
現実とPCの中との物語が順番に繰り広げられ、ネットゲームをしたことがある人ならわかるあるあるもあります。ただ、この物語はそこで終わらず、ゲームの中で出会った色々な人と現実世界でも交差して、恋に友情に、、、もりもりちゃんも、出会った人たちも自分自身のことを色々と考えるようになっていく、、、という話です。
アラサーのいい大人たちが高校生みたいな甘酸っぱい関係を繰り広げる(ネット上でのやり取りがメインなので、プラトニックな雰囲気)のが、もうね、きゅんきゅんして素晴らしいんです!(語彙力不足)
ちなみに私の一番の押しキャラはカンベです。もうね、お母さんかっていう世話の焼き方、男の子だけど。中の人も大好き!!
社会人になったものの人間関係でドロップアウトしてしまい、そこからさまざまな人との出会いを経て社会復帰していく、という点では同じcomicoの人気マンガ「ReLIFE(リライフ) 」とも近いものがあると思います。ちなみにリライフは走り切りまして、無事最終回(大団円)を迎えましたね。
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ネト充のススメのアニメは全10話と短いですが、本当によくまとまっていてきちんとエンディング(個人的には納得の最終回)を迎えます。まだ見ていらっしゃらない方はもしAmazonプライム会員であれば1話が無料で見れので、ぜひ見てみてください。
OPテーマはマクロスフロンティアでランカの役をしていた中島さんが歌っているのですが、とってもストーリーにあっていて素敵な歌詞になっています。
アニメはよければこちらからどうぞ。
体調回復を優先してほしい
この方に限らず、comicoは休載作家さんが多い印象があります。
恐らく「フルカラー、週一」という要素がかなりきついのでは?と思います。特にこの作家さんは書き込みが細かく、色塗りも丁寧な印象だったので作画時間も随分かかっていたでしょうに、長期お休みされる前まではほとんど休載がありませんでした。勝手ながら、当時はスマホ無料マンガ黎明期だったので、読者を集めるために・・・と心身を削って描いていたのでは?と推察します。
そんな責任感の強い作者さんなので、きっと連載終了という形をとらないとずっと心に引っかかった状態になって休養に集中できないという一面もあったのでは?と思います。なので、今回のこの判断で黒曜さんがゆっくり休めるようになることを何よりも期待しています。
仕事は大事ですけれど、生きていくために仕事をするのであって、仕事をするために生きているのではないので。
理系かあさんも以前ブラック企業で働いていましたが、その時に心身ともに壊れてしまいました。限界を超えてから治そうとすると大変な時間がかかります。体は完全に治るまでに2年くらいかかりました。(正確には、完全に治ってないかもしれません、この後に小麦のアレルギーを発症しているので、、、)そして壊れてしまった心は、完全には治らないことを知りました。
それでも、今は一応、なんとか毎日すごしてます。
もしかしたら、そんな簡単に治る状態じゃないのかもしれないですが、、、いつかどこかでまた他の形でも続きでも黒曜さんの中にある物語を見せていただける機会が来ることを願ってます。
残念なのは3巻も絶望的になったことですね。
comicoはスマホ・タブレットに特化した縦読みを売りにしていたので、そのままだと単行本にできない仕様なので単行本=作者の大幅な手直しが必要となる仕様です。
この辺りも、デジタル化が進んでいるのですから、編集のうまい方である程度自動的にできるようにしていくことで作者の負担が減らせるのでは?とは思うのですが、小回りはマンガの重要な要素を占めるので難しいんでしょうね・・・
何年後でもいいので、3巻が出ることはひそかにお待ちしております。
以上、理系かあさんでした。