こんにちは。理系かあさんです。
今日はね、保活!保活!でお掃除の時間がありませんでした!だからね、もう趣味に走ります。
虫の話です。
困ったときの虫の話。
最初のほうからこのブログを読んでいる方はお気づきかもしれませんが。
理系かあさんは昆虫が好きです。
控えめに言ってもだいすき(はーと)です。
そう、カマキリ先生※に親近感を覚えずにいられないくらいには。
(※NHK 「香川照之の昆虫すごいぜ」オススメでございます)
てなわけで今回はこの時期(というか年中)困っている人が多いであろうコバエを発生させない方法、発生した場合のやっつけかたについてまとめております。
カマキリの子供はコバエが大好きなので、まずはコバエを狩るカマキリの気持ちになることが重要です(ウソ)
サムネ画像はハエだとインパクトがヤバすぎだったのでカマキリにしてみました。カマキリになったつもりでコバエを駆逐してやりましょう。
そもそも「コバエ」って?
「コバエ」って言いますが実はこれちっちゃいハエの俗称なんです。ちっちゃいハエは全部コバエってひとくくりにされがちなんですよね。日本だけで200種類くらいいるのでいちいち判別してらんないわ!ってやつでしょうか。
主なところだと「ショウジョウバエ」「ノミバエ」「チョウバエ」の仲間などが日本の家の中には良くわきます。
ちなみにフンなどに集るでっかいハエは「ニクバエ」という全く別のハエ。コバエが成長して大きくなった姿ではありません。
いやいや、ゆうて全部ハエじゃん!って思われるかもしれませんが、ベジタリアンなコバエ、肉食のコバエ、排泄物好きなコバエ・・・と食べ物の好みが違うのでわく場所が違うし、10日で繁殖OKな早熟な奴からもうちょっとゆっくり育つハエもいます。
つまり対処しようにも、どのハエなのか?がわかっていないと難しい。
逆に言えば、コバエの種類が特定できれば発生個所の特定や対処法が明確化しやすいってことです。
コバエの種類見わけ方
虫を捕まえて写真と照合するのが一番早いのですが、「いやいや、虫嫌いなんですけど!?捕まえるどころか見るのさえ嫌なんですけど!?」って人も多いかと思いますので今回はコバエ3種の簡単な見分け方をご紹介します。
飛び方で見分ける
はいきた!いきなりマニアック。上にあげた三種類のコバエは実は飛び方で見分けられます。
■チョウバエ
大きめの羽のせいか、その名のごとく蝶が舞うようにヒラヒラと飛びます。そんなきれいなもんじゃないけど。
なんかクルクルしているイメージです。
サイズは1〜5mm。
■ノミバエ
ビュンビュン飛ぶ。めっちゃ早い。
あとよく小走りで机の上とかを歩き回っている。とにかく素早い。
捕まえるのに一苦労する。
サイズは1〜3mm。
■キイロショウジョウバエ
ノミバエと比べるとややのんびりしている。ふわ~・・・とゆったり飛ぶイメージ。
物に集っているときもちょこちょこ動き回るものの、ノミバエよりはまったり動く。
サイズは2〜4mm。
※ノミバエと、キイロショウジョウバエの見分けがちょっと難しいですが、最終的には目の色がポイントです。目が赤いのがキイロショウジョウバエです。(目が赤くないやつもいますが)
わいている場所で見分ける
それぞれ、食の好みが違うため発生源から種類の推察ができます。
逆に言えば、沸いているコバエの種類から発生源の推定ができるってことですね。
■チョウバエ
汚泥・水のぬめり汚れ好き。ちょっとたまった水が好き。
なので主に以下にわきます。
・トイレ
・浴室
・排水口
・浄化槽
・その他汚れた水回り全般
実はお風呂でわくと結構厄介。風呂窯のエプロンの下の汚れをエサに幼虫が育っている場合は、素人じゃ太刀打ちできないことが多いので無限ループでわき続ける恐れがある怖いハエ。
ハエっていうより蚊の仲間なんですけどね。
■ノミバエ
雑食性。
肉、野菜、排泄物となんにでもわく。
・肉、野菜などの生ごみ全般
・野菜、果物
・排泄物(おむつなど)
・動物の死骸
排泄物や死骸にもたかるので、病気も媒介する厄介な奴。
■キイロショウジョウバエ
英語で fruit fly 。この名前から分かるように果物好き。酵母も栄養源で好きです。
なので主には以下にわきます。
・熟れた果物、野菜など(腐敗したもの含む)
・酵母関係のもの(醤油、めんつゆ、味噌とか)
特にバナナが好き。てきめんに好き。
傷んだバナナとかあるとにおいに引き寄せられてやってくるので要注意。
チョウバエの場合の駆除&対策法
エサになるぬめりの掃除をすればOK。
問題はお風呂で見つけてしまった場合、湯船のエプロン部分で繁殖していると素人では汚れが落とせないことがあるので無限ループする場合があること。
この場合は高圧洗浄機などで隙間から掃除するか、清掃業者を呼ぶ必要があります。
ショウジョウバエ、ノミバエの場合の対策法
ワイン又はビールトラップを使う
麺つゆでもOK。
作り方は簡単。入れ物に誘引源と洗剤を入れるだけ。
・コップなどの入れ物
・誘引源:ビール、ワインまたはめんつゆ
・洗剤(界面活性剤)を数滴
容器の深さが大事。
醤油皿や豆腐の容器とかだとエサをあげいるだけになるので✖です。
液を吸うための足場がないことが重要。洗剤のおかげで表面張力が下がった液面に落ちて溺死します(怖)
なお、ショウジョウバエにしか効きません。
そして稀に繁殖元になるので、1週間くらいで捨ててください。
個作るのが面倒くさい場合はこういう製品もあります。 そこそこ取れますよ。
殺虫剤を使う
これはショウジョウバエ、ノミバエ、チョウバエ、キノコバエすべてに効きます。
ショウジョウバエ、ノミバエの場合の対策法
今いるコバエをやっつけたら、(もしくは今いなくても発生させたくない人は)以下の対処をしましょう。
生ごみを放置しない
ショウジョウバエは卵からたった1日で幼虫になり、4日ほどで蛹に、そしてさらに4、5日で成虫になります。つまり卵から9~10日程度で成虫になってしまいます。
そしてメスは30~80個の卵を1日に産みます。しかも成虫になった次の日には卵を産める早熟っぷりです。
つまり、1匹のメスが侵入した場合、9日で80匹になってしまうってことです(苦)そこからは毎日80匹ずつ増えて、19日目には三代目が成虫になるので増加速度が3000匹/日になります_:(´ཀ`」 ∠):
もうこうなると後は絶望しかありません。
ノミバエは2週間ほどで成虫になりますが増え方は似たようなもんです、、、
匂いで誘引もしてしまうので、出来れば3日以上の放置はやめたほうが身のためです。
ふた付きゴミ箱を使う
フタがないゴミ箱やゴミ袋に直で生ごみを捨てているとショウジョウバエがやってきたときにすぐに卵を産み付けられてしまうので、しっかりフタが閉まるタイプのゴミ箱を使うのがおすすめです。
においも防いでくれますので、誘因もふせげます。
ゴミ箱をチェックする
生ごみを長期放置していなくても、ゴミ箱自体に蛹が付いてしまうことがあります。
茶色い3~4㎜程度のもみ殻のような粒状のものです。幼虫は高い位置に上って行って蛹になる性質があるので、例えばゴミ箱のフタなど、ゴミ袋が付いていない部分を注意して確認するようにしてください。
時々、アルコールや台所用おそうじ洗剤などで清掃するのもオススメです。
使用済み皿、三角コーナー・排水口に生ゴミを放置しない
生ごみのにおいはコバエを呼び寄せるので、使用後のお皿も出来るだけ早く処分するようにするとコバエがきにくくなります。
生ゴミの処分が毎回できないのであれば三角コーナーの使用をやめてしまうのも手かもしれません。
ビール、ワインなどの空き缶、瓶を放置しない
上にも書きましたが、ショウジョウバエは「酵母」大好きです。
ビールやワインを置いておくと、どんどん寄ってきます。
水洗いしてから保管するようにすると大丈夫です。
ちなみに、白ワインより赤ワインのほうが好きみたいです(謎)色かもしれません。
網戸を目の細かいものに変える
コバエのサイズは1㎜程度が最小ですので、それより小さい目の網戸に変えることで、網戸からの侵入は防ぐことができます。
一般的な20メッシュでは1.03㎜とはいれてしまうので、24メッシュより細かいものがおすすめです。
まとめ
いかかだったでしょうか。
麺つゆトラップがきかない~!!っていう話をたびたび聞きますが、そういう時は大概原因がショウジョウバエ以外ですので、チョウバエ、ノミバエ、キノコバエを疑ってみてください。
あとはそもそもコバエですらなく、シバンムシとかカツオブシムシとか違う昆虫だったりすることもあります。
コバエの対処したのに小さい虫が減らない!ってときはこいつらが犯人かもしれません。こいつらは乾物にわくので、使いかけの乾物や茶葉、ハーブやスパイスを保管していないか今一度確認してみてくださいね。
(カレー粉とか使いさしの鰹節とかによく発生します)
以上今回はコバエについてお送りしました。