こんにちは。理系かあさんです。
うちの地域は台風被害は比較的少ない地域なのですが、過去に大きな被害が出たことがあるのと、自分の地元が台風被害がそこそこある県ということもあり、台風が来るぞ~!ってなると備えを結構がっつり毎回やってます。
そこで今回はその話をしようかと思います。
停電対策
※ピカチュウがいたら対策いらんのですがね。
台風で地味に怖いのが停電。
何が怖いって、エアコンが止まっちゃうわけですよ!窓も開けれんのに!
こうなるともう最悪です。湿度はMAX、超暑い。
停電するとマンションの場合、水道も止まることがあります。泣きっ面にハチとはこのことですね。空からは大量に水が降ってきているわけですけども飲み水はないという事態が発生するわけです。トイレも流せません。お風呂も入れません。(そして台風中なので、電線が切れた!とかが停電の原因だった場合、復旧は遅くなります)
暑さ対策1:扇子、うちわ、充電式扇風機などを確保
気休めかもしれませんが、風があるかないかでだいぶ体感温度が変わってきますのでうちわや扇子がなければそれこそ何かのパンフレットなどでもよいので準備しておいたほうが無難です。
充電式の扇風機や電池式の扇風機があれば、出しておくとすぐ使えますね。携帯電話やモバイルバッテリーで動かせる扇風機も便利です。
モバイルバッテリーは避難などのことを考えても事前に満タンまで充電しておくのが良いと思います。
ちなみにうちは普段ベビーカーにセットしているミニ扇風機を確保しております。
PCも充電MAXにしてます(バッテリー要因)。ないよりはましレベルですがしばらく頑張れるでしょう、気休めですけど。
暑さ対策2:保冷剤などの準備しておこう
エアコンが止まると、1時間もしないうちに室温は上昇します。台風が来るのって真夏~秋なので、基本的には熱中症の対策と同じことをする必要が出てきます。
・十分な水分補給
・太い血管がある場所を冷やす
・塩分の摂取
熱中症対策については詳しくはこちらの漫画がおすすめだよ!
(2018年9月3日現在、まだ無料で読めます)
停電時の暑さ対策として、保冷剤等を用意しておいたほうがいいです。ただ、たくさん準備しても冷蔵庫が止まってしまった段階で溶けて行ってしまうので、クーラーボックスや発泡スチロール製の容器、保温容器などがあるとより安心です。
過去の台風による長時間停電では沖縄で50時間程度停電したことがあるようなのですが、台風自体はどんなに長くても8時間程度で過ぎ去るかと思いますので、窓を開けられない時間をどう過ごすかが重要です。
(※追記2018年9月4日の台風21号では長いところで1週間強停電が発生しました)
太い血管がある場所を冷やすことで、体温の異常上昇を抑えることができます。基本的には首、わきの下、足の付け根を冷やしましょう。
保冷剤とかないし!っていう場合は台風前日までに、ペットボトルに水を入れて凍らせておいたり、凍結OKのペットボトル飲料を購入しておくのもオススメですよ。
停電時の水分補給にも役に立ちますし、冷却にも使えます!
普通のペットボトルはわれることがあるので注意してください、また炭酸飲料は爆発するので絶対に凍らせないでください。
台風中に熱中症になってしまうと病院へ行けませんし、呼んだとしても増水やけが人の搬送で出払っていて救急車が来れない可能性もありますので予防することが何よりも大切です。
こういった、水だけで使える冷えるタイプのタオルなどを準備しておくと更に安心ですね。なければ普通のタオルをぬらして体表をふくだけでも涼しくなります(ヒフを濡れた状態にすることが大事!)
携帯電話は充電しておく
携帯電話は命綱。電池が切れてしまうと連絡が取れなくなるばかりでなく、最新の情報を得ることが難しくなります。早めに充電しておき、念のためにモバイルバッテリーも準備しておくと安心です。
モバイルバッテリーは安価な投げ売りされているメーカー不詳のものではなく、Ankerやcheeroなどちゃんとしたものをお勧めします(発火するとシャレにならないので)。
長期停電が不安なのであれば、ラジオ付きの手回し充電器を準備してもよいかもしれませんが、モバイルバッテリーが十分にあるのであればラジオはアプリがあるので、事前にスマホに入れておけばよいと思います。(※ただし、アプリラジオはネット環境が死ぬと使用できなくなることがネックです、先日の北海道地震のように基地局がやられてしまうと使えなくなります。)
手回しではスマホの充電器としてはほとんど役に立たないのでその点はお気を付けくださいね。(1分頑張って回しても数%にしかなりません)ほとんどのものは電池でも動くようになっていますので携帯充電器として使うなら電池も一緒に備蓄したほうがよいです。
避難情報もエリアメールで送られてきます。風雨の音で町内放送や消防の声などは聞こえず楽なることが想定されるので、停電すると携帯だけが頼りになります。
・避難準備・高齢者等避難開始
避難に時間を要する人とその支援者は避難を開始。
・避難勧告
速やかに避難場所へ。
※外出が困難な場合は近くの安全な場所への避難や自宅内のより安全な場所への移動が推奨される。(例えば水害の場合は1階より2階へ移動する)
・避難指示(緊急)
まだ避難していない人は緊急に避難場所へ。
※外出が困難な場合は近くの安全な場所への避難や自宅内のより安全な場所への移動が推奨される。(例えば水害の場合は1階より2階へ移動する)
■避難準備・高齢者等避難開始→避難勧告→避難指示(緊急)の順に強くなります。
※なお、日本には「避難命令」はありません。避難指示が最も上になりますので、注意が必要です。
過去の例を見ると避難指示(緊急)が出た段階ではすでに危険が差し迫っていて逃げれないこともあるので避難勧告で避難するのが無難です。
指示を待つことなく、自分で状況をしっかり判断して逃げるのが一番かと思います。
特に台風は暴風域に入ってから避難するのは無謀すぎます。予報進路に入っている場合で土砂災害や水害が予測される場合は必ず来る前に逃げましょう。
逃げる機会を逸してしまった場合は家の中心、2階等、出来るだけ安全な場所に避難しましょう。
明りの確保
夜に台風が来る場合は特に、あかりの確保が必要な場合も。昼間に来る場合も停電が長引く可能性があるので念のために確保しておきましょう。
懐中電灯や電池の確認をして手元に置いておくと安心です。うちは電池式のランタンを用意してます。ロウソクは火事の危険もあるので個人的には推奨しません。
1000~2000円弱で購入できるのと、キャンプでも大活躍なので家に一個あると安心だと思います。
購入するのはちょっと・・・という場合は懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを置いたり、袋をかぶせるなどするとランタンの代わりになります。
この場合は乾電池を備蓄しておきましょう。
事前に動画を見るなどして作り方を知っておくと、いざというときに焦らずに済みます。ペットボトルは炭酸水のようなつるっとしたものより、水やお茶のペットボトルのようにぼこぼこが多いもののほうが光が散乱するのでより明るいです。
ペットボトルがない場合は、くしゃくしゃにした買い物袋でも代用できます。
※なおスマホの懐中電灯モードをモバイルバッテリーで充電しながら使うのはやめましょう。私それでケーブル焦げたことがあります、、、(火事一歩手前でした)
水分の確保
停電のところでも触れましたがマンションの場合、停電で水が止まることがあります。
熱中症対策には水分が欠かせないので、水を確保しておきましょう。
小さいお子さんがいない家庭であれば前日お風呂に入ったお湯を流さずに置いておけば、トイレなどに使用できるのでオススメです。(飲めませんが)
うちのように小さい子がいる家庭ではお風呂に水をためておくのは危険なので、空のペットボトルなどにできるだけ水をいれて置いておくのがいいと思います。
災害用備蓄として飲み水は別途確保しましょう。
大人の場合1日1人当たり3リットル、子供は2リットルで計算して、少なくとも2〜3日分用意しておくといいとおもいます。
例えばうちは大人2人、子供2人なので2L×12本を常時置いてます。 (約2日分)
食べ物の確保
熱中症対策として塩分が入ったキャンディーなどを準備しておくのも大切ですし、増水などで食べ物の供給網がたたれる可能性もあります。
インスタント食材を用意しておきましょう。缶詰もいいと思います。野菜ジュースなどもあると野菜が取れていいですね。火や水を使用しなくても食べられるカロリーメイトやパンなどを買っておくのをおすすめします。
子供用にはおやつもあった方がベストです。怖がっている時に落ち着かせる効果もありますよ。
あとは調理用に、カセットコンロ&ガスを用意しておくと停電時やガスが止まったときも大丈夫なので安心です。
離乳食は停電すると手作りが難しくなり、冷凍もやられるので、パウチ系を用意しておくのがベストです。
ベランダや庭に置いてあるものの片付け
例えば、プランターや物干し竿、網戸など。他には踏み台や雑巾なども片付けたほうがいいです。
雑巾はタダの布ですが、濡れてから突風で飛ばされると、窓ガラスが割れることがあります。傘や空き缶などのゴミも凶器になるので台風が来る前日までには取り込んだり処分しておくことをおススメします。
ちなみに紙でも濡れてから風速35m/sとかで飛んでくると簡単に窓ガラス割れます。傘はコンクリート塀に突き刺さります。
台風対策のベランダ掃除はこちらの記事をご覧くださいませ。
網戸や物干し竿の処遇について書いてます。
窓ガラス割れ対策をする
窓ガラス飛散防止フィルムを張る
うちは賃貸なので残念ながら使用できないのですが防犯効果もあるので建売のマンションや持ち家にお住まいの方にはお勧めの対策方法です。
フィルムのメリット
1.UVカット効果
2.割れてもガラスが飛び散らない
台風で怖いのが飛翔物ですがフィルムを張っておけば割れても完全に壊れず、ガラスが室内に飛び散ってけがをするのを予防してくれます。
3.防犯効果
ガラス飛散防止フィルムをはっておけば、空き巣などが窓ガラスを割ろうとした時にもガラスが飛び散らず、侵入まで時間がかかるので、侵入をあきらめてくれる可能性が高くなります。(5分以上侵入に時間がかかるとあきらめる泥棒が多いため)
※ただ、本当に破られないものを求めるのであれば、350μ程度の厚みが必要とされています。
4.中を見にくくする効果
おしゃれながらが付いたものも多いので、レースカーテンの代わりに使えそうです。プライバシーの保護の面でも効果絶大ですね。
フィルムのデメリット
1.コストがかかる
2.上手に貼るのがむずかしい
3.日光などで劣化するので定期的な張替えが必要(3~5年に1回)
※業者に依頼することもできますが若干高いです。
テープを張る
今回はガラス飛散防止フィルムは間に合わない!もしくは賃貸で貼れない!って方にオススメの方法。
割れても飛び散らないようにテープをはるだけ。うちも今回はこれで対応します。
ちなみに、ガムテープは個人的にはおすすめしません。
なぜなら剥がすときにきれいにはがせません。マジで。イライラします(体験済み)。はがすときに窓に傷がついたりすることもあります。割れても飛び散らないからいいんですけど、後片付けめんどくさいのも勘弁ですよね。
※追記:いろいろ試してみたら100均(セリア)で売っている紙タイプのガムテープは粘着力が適度に弱くてよかったです(残らないわけじゃないけど笑)あくまでうちの窓では、アスクルの油性ペンで書けるガムテープが1番あと残りしませんでした。(でもガムテープはやっぱり残りますね・・・)
そんな剥がすのめんどいわ~って方には「養生テープ」がおすすめです!
建築現場とかで使用されているテープです。
あと、美術系人ならご存知、看板などを作る時に色を塗りたくないところに貼ってカバーしたりするときにも使用します。
ガラスが割れた時に飛び散るのを防いでくれ、粘着力は弱いのではがすときは楽にはがせます。ただ、長期間放置するとやっぱりノリ残りするので、台風が過ぎ去ったらできるだけ早く剥がしたほうがいいです。
うちの貼り方を紹介します。
①対角線をつなぐように✖の形で貼る(これだけでもOK)
②「米」の字になるように縦・横向きにも貼る
※さらに蜘蛛の巣っぽくなるように張るとより安心ですが、はがすのが大変です。
端をちょっと折り曲げた方はがすとき楽。
カーテンは閉めておくと割れた時にガラスが飛び散らず安心です。
ここまでしておいてももし、窓が割れた時は、段ボールやブルーシートなどで補強するとよいですが、お部屋はあれることが想定されます・・・
家電製品などは水濡れで感電の恐れがあるのでコンセントを抜き、無理のない範囲で速やかに他の部屋に避難させましょう。(ガラス片が舞うくらいの強風の時は命が大事です。速やかに他の部屋へ避難してください。)
窓を全部閉めてしまうと暴風が吹き込んだ勢いで屋根が抜けることがあるので、壊れた窓と反対側のドアや窓を少し開けて空気が抜けるようにしておいてください。
火災保険で風災害が付いている場合は家電も保証してもらえる場合がありますので台風が来る前に保険を確認しておくとよいと思います。
まとめ
以上、うちで大型台風が接近した時にする対策をご紹介しました。
備えあればうれいなしですが、準備がすべて無駄になるのが一番です。
うちは崖崩れや内水氾濫の危険等がない場所なので避難の準備が入っていないのですが、山が近いなど土砂崩れの恐れがあるところや、増水の危険が高いところにお住いの方は早めの避難を心がけるのも対策のうちに入るかと思います。
なお、洪水の危険が差し迫っていて避難が厳しいときは垂直避難といって、2階以上へ逃げるのも手段ですので非常食などはできるだけ高層階へ準備するようにしてください。(ただし、戸建てや最上階の場合暴風で屋根が吹き飛ぶ可能性があることも頭に入れておきましょう)
ただ、浸水予想が二階の高さ以上の場合は危険です。ハザードマップなどで確認して早めに避難してください。
内水氾濫だけでなく、海が近い方は高潮被害の有無も必ず調べておきましょう。
河川の防災情報は、下記の国土交通省のサイトでも確認できますので、絶対に直接見に行かないでくださいね!!
ちなみに、人間には正常化バイアスといって、追い詰められたときにも「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」「大したことではない」と考えてしまう性質があります。過去火山が間近で噴火しているにもかかわらず多くの人が逃げずに動画や写真を撮影していて亡くなった例や、地下鉄火災で煙が発生しているのに逃げずに多数の死者を出した例などがあります。
台風の時も陥りやすい心理状況なのですが抜け出すにはいくつか方法があります。
例えば、状況を口に出して言うと第3者目線で物事が考えられます。この後最悪どうなるかを考えるのも手です。この時想定するのは悪い事態であればあるほどいいです。動けるようになります。
ちなみに常日頃から、「最悪の事態」を想定しておくことで抜け出しやすくなります。(ネガティブ志向の人のほうが生き残れる確率が高いわけです、苦笑)
また練習もカギになります。煙が出たら逃げる、雨がたくさん降りそうだったら逃げる、地震が来たら津波が来るかもしれないので逃げる、と習慣におくことで人は動けるようになります。(東日本大震災の際、釜石の子供たちの多くがこれで津波の難を逃れたと言われています)
「私は大丈夫ではない」:命を守るためには大切な考えです。
最悪を想定して命を守る行動をとれるようにしたいものですね。
間違っても窓の近くで外の様子を伺ったり携帯で動画撮ってたりしちゃダメですよ。
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■台風被害。破壊された燐家とのしきりと風呂トイレにまうホコリ
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