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ズボラ兼業主婦のラクしたいブログ。家事時短のための断捨離&整理整頓、子育て、アレルギーネタなど。

我が家の防災 アレルギー対策非常食の備蓄とお米の炊き方の復習

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今週のお題「わが家の防災対策」について書いてみます。

 

アレルギー対策済み食品の備蓄をする

命綱。

東日本大震災の時に、アレルギーの子供が避難所でショック状態を起こし、医療機関へ運ばれる例が結構あったそうです。

食べ物がない中でアレルギーが出ることを覚悟をして食べた例、親が見てないところで良かれと思って子供に食品を与えてしまう人がいた例、子供も飢えているのでいつもは食べないものを食べてしまった例などがあり、そしてほとんどの市町村の災害用備蓄ではアレルギー配慮された物がなかったことも原因の1つでした。

(※そして恐らく、個人が自分用に備蓄していたものは津波にさらわれてしまったのだと思います)

 

ショックが出るかもしれないとわかっている中で食べる時の心情はいかばかりだったか。しかもアレルゲンの吸収が上がってしまっているだろう空腹時。考えるだけで壮絶です。

 

アレルギーを好き嫌いの延長と勘違いされているひとは依然多く、震災の時も含まれていないかどうかを尋ねた時に「選り好みしている場合か」「神経質すぎる」などどいわれたという話を聞きました。

医療機関も十分に稼働していない中で、アレルギーのショック状態が起こってしまったら、せっかく地震や災害を生き抜いた命が失われるかもしれないということを十分ご存知ないから出る発言だとは思うのですが、自身もアレルギーを持っている人間としてはきつい言葉だなぁと感じています。

 

例えれば、それは食料がないけれど、死ぬ確率が高い毒キノコはあるからそれを食べろと言われているようなものなのです。

消してわがままで言っているわけではない、というのは知ってもらえればと思います。

 

うちは私が小麦NG、子供が卵NG。

ちなみに、私は小麦を食べると死ぬ可能性が高いレベルのアレルギー持ちです。カレーでさえ命取りです。(死にかけました)

なので、災害用の食料は1週間分以上は用意しておりますが

もし地震が起こったときに持ち出せなかったら?

出かけているときに地震が起こってしまったら?

など不安しかありません。

正直、個人で出来ることには限りがあります。

 

過去の内閣府の調査ではアレルギー対応の備蓄をしていない自治体は36%でした。そこで被災したら自分が一体どうなってしまうのか、、、私は数日なら食わずで過ごせますが子供はそうはいかないでしょう。

予算があることも、地震があったときに助けてくださる自治体職員やボランティアの方の多くも被災者であることは十分に理解していますが何かしら対策をしてほしいと切に思います。

 

うちで準備している非常食は以前こちらで紹介しています。

www.rikeikasan.com

時々ごはんをカセットガスコンロ+鍋で炊く

私が小麦NGのため、うちは米が常に大体10㎏くらいは備蓄されています。少なくても毎月5kgは使うのでローリングストックですね。

ただ、停電して炊飯器ない!ってなったときにたけないと無意味なので忘れないようにたま~に鍋やフライパンで炊いてみてます。

失敗するときもしばしば(お焦げ苦手なのにおこげが発生する)ですが、まぁいざという時に食べれないよりはマシ。

だんだん上手くなって来てる気がするし。うん。

準備するもの

・お米

・お米の1.2倍くらいの水(お好みで量を調製)

・なべと蓋

※土鍋だと美味しく炊けるのですが非常時は洗うのが大変かも。重たいし割れるのウィークポイントですねぇ、、、

炊き方 

最近のお米は石や虫の混入もほとんどないのと精米技術が上がっているので洗わなくてもおいしく炊けるものがほとんどなので非常時想定でお米は洗わずに炊いてみてます、ただ物によってはぬかの匂いがするかもしれません・・・苦みっていうか。

気になるならちょっと洗ってもいいかもですが災害時は飲料水が貴重なため、洗えないって前提でどんな味か食べておくのはありだと思います。

 

①浸水する(30分~1時間くらい)

②強火で沸騰させる。

③弱火にして10分くらいくつくつ炊く。(ふたは取らない)

④火を止めて10分くらい蒸らす。

⑤完成。

 

浸水時間と、むらし時間がポイントでしょうね。

米を長く水につけておくと上手に炊けます。

酢があればちょっと入れておくと浸水中の菌の繁殖が予防出来て安心ですが緊急時は手元に酢はないかなぁ・・・

夏場は食中毒が怖いので1時間未満にしたほうが無難です。お腹壊すと体力も水分も奪われるので、被災時は食中毒は絶対避けないといけませんので、、、

 

「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな」とかいいますが、この言い伝え(?)どおりに最初の弱火~強火にしていく火加減はかなり難しいので素人のわたくしには無理プ~なんですね。

毎日かまどでご飯炊いていた昔のお母さんはマジスゲェと思います。

 

で、素人な私はいきなり強火でやっちゃいます。

大丈夫です、美味しく炊けます。

 

フライパンや土鍋なんかだと弱火加熱時間が5分くらいに出来るのでガスを節約できるのでいいんですが、土鍋は洗うのが大変なので(失敗するとかびるかも)水がない緊急時には不向きのような気がします。

テフロン加工とかで汚れがするんするんとれる鍋のほうがおすすめかな。

一方でフライパンは大きいので、カセットコンロのガスセット部の上に乗っからないよう充分気をつける必要があります。

ガスが加熱されて爆発炎上するので絶対守ってね。一部屋ぐらい余裕で吹っ飛ぶ爆発力なんでマジシャレになんないっす。

自分は大丈夫じゃないって思うこと

常日頃から準備している一番はこれ。

正常化バイアスに囚われないようにすること。

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学災害心理学などで使用されている心理学用語で[1]、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害火事事故事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい[2]、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる[3][2][4]。「正常化の偏見」[5]、「恒常性バイアス」とも言う。

出典:正常性バイアス - Wikipedia

大震災や台風災害に限らず、パニックになることよりも正常化バイアスのほうが怖い。

沢山の人がこれで亡くなっています。

正常化バイアスをなくすにはトレーニングしかないので「最悪はあり得る」を心がけてます。

備蓄とか結局準備してても出先だったら無意味だしね(うちマンションだから取りに戻れない可能性も高い)。

それに引き換えこころもちはどこにでも持っていけるから。

なお、やばいかな?って時は「あかん、このままだったら死ぬかも」とか敢えて声に出して言ってみるのもオススメです。「火山噴火した、このままじゃ死ぬ!」とか。

声に出すことで客観的に自分を見れるようになってバイアスから抜け出やすくなるようです。

 

いかがだったでしょうか。

災害なんかないに越したことはないのですが、南海トラフもあと数十年のうちには必ず起こるでしょうし、そうでなくても地震も来ます。

台風は毎年来ます。

豪雨も降ります。

そんな時に少しでも助かる確率を上げるために出来ることを個人個人も少しづつしていくことが必要なんだと思います。

 

「自分だけは大丈夫」

に囚われないためにまずは心の準備から始めてみませんか。

 

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