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コーナン火災の原因!?使用済みでも要注意。電池の保管・処分方法

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こんにちは。理系かあさんです。

先日、大阪のホームセンターコーナンで大規模な火災がありましたね。コーナン大好き理系かあさんとしては結構ショックだったのですが(行ったことない店舗ですが)幸いなことに開店前で人的被害はなかったとのこと!

尤も開店中であれば初期消火されてここまで大事にならなかった可能性はありますが改めて火災の怖さと、いざというときどう避難するかを考えとかなければいけないなぁと思った次第です。

そして今回の主題ですが、このコーナンの火災・・・なんと原因がボタン電池だったらしいのです!

え!?電池なんかでどうやって火事になるの!?そんなことってありえるの?普通の乾電池でもおこるの?と心配になったのでそのことについて調べてまとめました。

乾電池で火災!!短絡(ショート)火災とは

Q)そもそも「短絡(たんらく)」ってなに?

A)電池のプラスとマイナスを電気を通すもの、導体でつなぐことです。

短絡、つまりショートが起きると高温になったり火花が散りますよね。その時に近くに可燃物があったら。火災になってしまいますよね。

 

普通の乾電池は起こりにくいようにはなっているんですが、残量が残っていたりすると起こってしまうことがあるそうです。特にボタン電池は小さいわりにプラスマイナス部分が大きいうえに重なりやすいため、短絡火災の原因になりやすいです。

今回のコーナン火災は使用済みのボタン電池をまとめて保管しておいたところショートし、出火してしまったというのが原因のようです。

ボタン電池単体だけではなく、大きい電池のプラスとマイナス極の間に挟まってしまって火災も過去実際に起こっているよう。こちらは再現動画です

結構激しく火が出てますね・・・

 

ちなみに未使用の電池のほうが当然起こりやすいです。

うちみたいにばらばらとナイロン袋保管は超危険だった模様・・・(すぐにやめました)未使用品の保管はフィルムをしっかりつけたままにするか、電池保管用容器を使用したほうがいいです。

こういう電池残量チェッカーが一緒になった容器とかいいかもしれません。

電池による短絡火災、予防するには?

電池の業界団体のサイトをもとに、短絡火災を防ぐための処理方法をまとめてみました。 参照:処理方法とリサイクル:乾電池・リチウム一次電池(一般不燃物)|一般社団法人 電池工業会

短絡火災の予防法

■未使用のものはフィルムのまま又は専用容器で保管

■電池を出来るだけ使い切る

■電極(+、-両方)をテープで絶縁する

■金属と一緒に保管しない

若干面倒臭いですが使い切って交換するときはテープを付けるのを習慣化すれば防げそうですね。

こんな簡単なことなのに私アラフォーになるまでこの処理方法知らなかったです(;'∀')もしや?と思った確認したうちの自治体のゴミ回収の手引きを確認しましたが書いてありませんでした。というか、今まで住んだ自治体でも聞いたことなかったなぁと思います。

簡単なことで火災防げるのに、もっと広報したほうがいいんじゃないか?と思った次第です。

※ちなみにエネループなど充電電池の場合は専用回収ボックスに入れる必要がある場合がほとんどですので、各自治体の指示に従ってください。

他にもある、電池原因の火災

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今回短絡火災を調べていて、電池関連火災で気を付けることがいくつか出てきたのでそちらもまとめました。

絶縁リング、絶縁フィルムに傷がついた電池

うっかりさんあるあるなんですが、電池を入れようとしてプラスとマイナスをまちがえちゃった!っていうやつ。

これ要注意です。

マイナス極側にばねや金属が付いている電池製品多いと思うんですけど、このばねで絶縁リングや絶縁フィルムを傷つけてしまっていると火災になるケースがあるそうなんです!

傷がついたり、変形した電池は使わない、これに越したことがなさそうです。

充電式の電池だと、傷がついたまま充電すると爆発する可能性があるので更に注意が必要です。

むきだしの状態で持ち歩かない

ネックレスやキーホルダーの近くに保管していたり、カバンの中にそのまま電池を入れていたりして金属が偶然プラス極とマイナス極に触れてしまった場合、短絡が起こって火花が出ることがあります。

ポケットの中なんかで発熱、やけどしたケースもありました(怖)

電池を持ち歩くときは裸で持ち歩かないようにした方がよさそうです。

違う種類(メーカー)の電池を併用しない

同じ単三でもマンガンとかアルカリとかを混ぜて使ってしまうと、過放電が起きて液漏れや発熱や火災の原因になります。

過放電が起きる原因は、電池の減る速度に大きな差が生じるから。片方が先に空になった結果、電池残量があるほうが暴走。被害が少なくても液漏れ、発熱、最悪の場合、発火、爆発することはあります。

同じメーカーのものでも残量が大きく異なると先に片方が空になってもう一方が過放電になりますので使用中の電池をあちらこちらから寄せ集めて使うのもおすすめしません。

色々なメーカーものや購入した時期が異なる電池を混ぜて使うのは避けたほうがよさそうです。

早速うちの電池も処理

電極にセロテープを貼っていくだけの簡単なお仕事。

セロテープじゃなくてナイロンテープでもいいそうです。

普通の紙テープは多分絶縁できないのでだめでしょうな。紙テープを使いたい場合は絶縁用の専用のものを買わないといけません。(マニアック)

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テープの貼り方が雑い。はがれなければいいとわりきり(/・ω・)/

 

ちなみに短絡は写真みたいな感じで電池がつながっていって、わっか状になってしまうと起こります。5、6個あればできそう・・・ですが・・・

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これは2個なのでセーフ。さすがに火事が怖いのでわっか再現はやめました。

 

今回は身近なところに潜む危険についてお送りしました。

火災を避けるために使用済み電池はしっかり絶縁したいものですね。