子供ってなぜかが、土曜日の昼下がりや日曜日、もしくは夜間に体調崩しやすくありませんか?
昼間は元気に遊んでいたのに、夕方ぐらいから高熱!ぐったり!なんてことが、うちはよくあります(´・ω・`)
実は今週末もそうでした。
平日ならすぐに病院へ連れて行くものの、時間外だと朝まで様子を見てもいいのか、救急で診てもらったほうがいいのか素人には判断が難しいことがありますよね。
じつはそんなときに電話で相談できてアドバイスがもらえる「こども医療でんわ相談」事業があるんです。
今回お世話になったので、簡単にまとめてみました。
診療時間外に病気!けが!どうする?
子供が診療時間外に突然高熱を出したり、けがや誤飲をしてしまったとき、慌ててしまいがちですよね(なお私は毎回かなり取り乱し、テンパります(´・ω・`))。
落ち着かないといけないと思っても、子供のこととなるとつい最悪のことが頭をよぎってしまい、「救急車!」となりがちですが近年救急車の不適切使用が問題になっていることもあり、「本当に救急車をよんでいいレベルなのか?」と判断できなくなる事態も多いかと思います。
そんなときに便利なのがこの「♯8000」。
こちらは厚生労働省が主管している事業で、電話で医師や看護師に相談できるものです。
こども医療でんわ相談事業【♯8000】とは
★保護者の方が、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。
★この事業は全国同一の短縮番号♯8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
都道府県によってつながる時間が異なりますが19:00~翌朝8:00までつながる場合が多いです。土日は朝からやっているところが多いですが、残念ながら土日の昼間はやっていない自治体もあります。
事前にご自分がお住まいの自治体のつながる時間を確認しておくことをおススメします。
誤飲・誤食の場合(薬剤に限る)
ちなみに、洗剤などの誤飲・誤食の場合は日本中毒情報センターに相談してみるという手もあります。(おもちゃなどの誤食は対象外、家庭用洗剤、たばこ、薬など薬剤関連のみ無料で相談できます、電話代はかかります)
こちらは「実際に何かを誤飲誤食してしまったときに限り」相談できる窓口で24時間体制になっています。
変更がある可能性がありますので、電話番号などはこちらでご確認したうえでかけてください。
http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf
なお、病院が開いている時間であれば、実際に飲み込んだと思われる商品のパッケージを持参して小児科に相談するのが確実です。
対処法が物によって異なるので可能な限りパッケージを持参し、どれくらい飲んだのか把握できるのであればそれも医師に伝えましょう
♯8000にかけた時の流れ
自治体によって多少異なるとおもいますが、今回聞かれたことはこんな感じでした。
対処法を教えてくれますし、その時間に見てくれる(可能性のある)近隣の病院の電話番号を教えてくれるので、電話をする前にメモと書くものを準備しておきましょう。
◆子供の年齢、性別
◆どのような症状か
◆対処法の助言
例)すぐに救急車を呼ぶべきか
時間外診療の病院へ行くべきか
家庭で出来る処置方法 など
◆救急車を呼ぶほどではないが時間外でも病院へ行った方がいいと判断された場合、また不安なので病院に見せたい場合などは、住所を使えることでその時間帯に開いている病院を教えてくれます。
※ただし、急患などで見れない!と断られる可能性もありますので教えてもらった病院に電話で事前確認したほうがいいです。
♯8000の電話代は?
通話料がかかります。
ただし相談料は無料なので、不安に思った場合は遠慮せずに相談してみるべきかと思います。
大人も相談できる♯7119
♯8000は子供向けですが、じつは一部自治体では全年齢対象向けに♯7119というものが導入されつつあります。
「救急車をよんでいいのか?」
「自分で病院へ行けそうだがどこの病院なら見てくれるのか?」
などの相談をできる窓口が今までなかったため、119にかけている人がかなりいる現状を打開するために作られました。
◆宮城県
◆茨城県
◆埼玉県
◆東京都
◆新潟県
◆大阪府
◆奈良県
◆鳥取県
◆福岡県
※一部実施:札幌市周辺(北海道)、横浜市(神奈川県)、神戸市(兵庫県)、田辺市(和歌山県)
※♯7119ではないが実施している自治体:山形県、栃木県、千葉県、香川県
現状、救急車の不必要な要請や電話の件数の増加が問題になっているので近いうちに全国展開されるのではないかと思います。
ちなみに、広島市周辺でも導入予定だそう。
こちらは東京消防庁のサイトですが、基本的には24時間いつでも相談できます。
東京消防庁<中野消防署><お知らせ><東京消防庁救急相談センター>
私も小麦アレルギーを外で初めて発症した時に電話したことがありますが(まさかアレルギーだとは思ってもみなかったので原因がわからず、救急車を呼んでもいいか判断できなかった)、すぐに救急車を呼ぶように指示してもらい、大げさではなくて命が助かった経験があります。(東京では平成19年に始まっているのでもう12年近い実績があります)
導入されている自治体の方は困ったときはぜひご利用ください。丁寧に対応してくださいますよ!
まとめ
今回はこどもが病院の診察時間外に病気やけがをした時にすぐ相談できる「♯8000」と薬品を誤飲した時に相談できる「中毒情報センター」についてご紹介しました。
判断が難しく、相談できる人もいない場合は迷わず、電話して相談することをおススメします。
また、こちらの政府広報が救急車を呼ぶときのよい判断基準になります。
平時に見て、出来れば印刷して壁に貼っておくなどすることで素早い判断ができると思います。ぜひご覧ください。
できれば一生お世話になりたくない病院に救急車ですが、なかなかそうもいかないもの。
適切に判断して利用できるようにしたいですね。
ちなみに、下の子は40度近い熱を出してぐったり眠っていましたが、ようやく熱が下がりました。今は鼻水が噴出しております(;'∀')
温めても温めてもずっと手足が冷え切って冷たく、心配したのですが熱が上がり切って汗を書き始めたくらいでようやく温まりました。
インフルエンザではなかったのでとりあえず安心・・・(卵アレルギーなもので予防接種ができていないので恐怖感があります・・・)
健康第一ですね。