こんにちは。理系かあさんです。
以前少し触れたことがありますが私はブラック企業で、働いていたことがあります。
ネタでしょ?ってくらいおかしな会社だったので今日はそれをネタに書いてみようかと思います。
今、仕事をしていて言いようのない違和感を感じている方、日曜日の夕方くらいから仕事に行くことを考えるだけでしんどくなってしまう方などに読んでもらえたら幸いです。
どうブラックだったか
前職が何かを詳細で書くと身バレが怖いのでぼかしながら書いていますが第3者目線で見るともうギャグか?
帝愛か?(賭博黙示録 カイジで出てくるブラック企業)
って感じですが全部マジなのでドン引きせずに見ていただければ幸いです。
てか大きな声で言いたいのは、やめて正解だったよ!やめても就職できるよ!ってこと。やめる時に色々言われるかもしれませんが、どこも就職できないなんてことはありません。体と心を削られる前にブラック企業はとっととやめましょう。
みなし残業という謎制度があり残業代が出ない
ブラック企業あるある。定額はたらかせ放題です。サビ残ってやつ。
本来はこの制度を導入しても、予定していた時間以上に残業をした場合その分を企業は払わなくてはいけませんが、当然支払われませんでした。
それどころか、残業前にタイムカードを押すことを強要されていました。これは当然違法です。
残業は2時間となっていましたが、実際は4~5時間あり、月間100時間を超えておりました。月末は12時を超え、深夜2時くらいまで働いていました。はっきり言っておかしいです。
ちなみに私の場合は途中からタイムカードを2枚用意し、実際の残業時間がわかるようにしました。これはやめた後で未払い残業代を取り立てようと思ったからですが裁判が面倒だったので結局実行には移していません。
ただ、現状で同じような目にあっている方は実際どれくらい働いていたのかの証拠を残しておくことが重要ですので可能であれば以下を残しておくことをお勧めします。
・タイムカード(実際の時間のもの)
・会社で使用しているPCのログイン、ログアウト時間情報
・出勤時間、退勤時間の手書きメモ
・会社への入退出記録の時間のメモなど
会社側が言い訳できないように可能な限り証拠を残したほうがいいです。
到底達成できない目標を課せられる
達成できなかった契約件数の2倍の契約件数を翌月かせられることが常態化していました。事業所で目標を達成できる人が数か月一人もいない状態で、実際の数字と目標とが倍くらい常に乖離。
しかも達成すべき理想の数字だけ放り投げてくるだけで、目標へ到達する方法は個人個人で考えろ、と丸投げ。
方針を示さずに根拠のない目標数字だけ落としてくるようになったらその会社じんわり末期なので見切りをつけたほうがいいです。
(※ちなみに前職の会社は今赤字で、倒産寸前の模様です。)
目標を達成できないと罵詈雑言を浴びせられる
とても言えないような言葉で罵られました(苦)
一番腹が立ったのは親族を否定されたことですかね・・・
声を大にして言いたいことは、人格攻撃や人格否定をしても営業成績は絶対上がらないよってことです。そんな風にして部下を鍛えているつもりの方がもしこちらを見ていらっしゃるなら逆効果だから今すぐやめろ、と言いたいです。
そしてそんな職場でも必死に働いている方がいらっしゃったら、人格否定してくる職場なんてすぐ辞めちゃえ!と言いたいです。
仕事のために生きてるんじゃないですからね、生活するためにたまたまその職場にいるんですからね、そこじゃなくても他にも職場はありますよ!!
夜9時以降も電話を強要される
夜9時以降も営業電話をかけさせられました。
はっきり言って相手からすればいい迷惑。もちろん契約に結び付くわけもなく・・・
怒鳴られて、すみません、を繰り返すだけの無意味な時間を過ごしていました。
もう心は無です。
ほとんど修行です。
心ががりがりと削られ、もう少しで今生から解脱するところでした。
今は法律で9時以降の営業は禁止されている業種なのですが当時は本当にお構いなしでしたね。生産性0なのになんでやらされていたのか本当に謎です。
電話にガムテープで手を固定される
契約が取れるまでは電話と一体になれ、と受話器にガムテープで手を固定されました。
正直、この人たち頭おかしい、と思いました。
トイレに行くときは電話線を引っこ抜いて電話をもってトイレへ。
(この会社、ヤバイ、やめようと思ったきっかけ)
なので、正直今でも営業電話がかかってくるとこの人手を電話に固定されて泣きながら電話してたりしないかなぁ・・・と心配したりしてしまいます。
どうやってやめたか
離職率が高く、新人が半年で6割やめるような会社だったので退職届を出したら嫌味は言われたものの、すんなりやめることができました。
辞めさせてくれない会社もあるようなのですが、その場合も退職届を出して2週間でやめられることに法律上はなっています。(期間契約をしている場合は別のようですが)
どうしても会社がやめさせてくれない場合は、労働基準監督署に相談するとよいと思います。
やめてどうしたか
ハローワークに行ったりもしていたのですがなかなかいい条件の仕事は見つからず・・・
仕事は無くなり、正直収入もなくなったので半年くらいフリーターをしていました。
というか心が壊れてしまったので、同じ人と毎日かかわるのが怖くなってしまっており、日雇いバイトを繰り返す日々でした。
大学院へ行くことに決めた
このままじゃいかんなぁということで、心のリハビリと就活もかねて、そしてたまたま自分がしたい仕事が化学系だったこともあり、私は大学院へ進学することに決めました。
この判断は奏功しました。
なぜなら、大学院へ行くことで
「新卒として就職活動ができた」
からです。
大学卒業して就職した人にならだれにでも取れる手段です。
就活失敗した!!という人は大学院への進学を一度検討してみるとよいかもしれません。
ちなみに大学に入りなおす、という手段もありますが試験科目数や通学年数などを勘案するとなかなか大変な方法かと思います。大学院なら試験科目は専門だけ、2年だけですので結構現実的です。試験も大学によって日程が違うので何校か受けることも可能です。
ちなみに多くの国公立大学では
・親の収入が一定以下
・本人の成績が一定以上
で学費の全額もしくは半額免除が受けれますので、そういった制度もうまく使えばお金も抑えられます。
私はこれを利用して学費はタダで済みました。
新卒として就活、今の会社に拾ってもらう
2回目の就活だったので(苦)、主に見るところは「福利厚生」あとは株価の変動や四季報を参考に就活しました。
年間休みが120日以上が必須条件として、あとは手当系もがっつり見ましたね・・・
・年休が120日以上か
※お盆正月、ゴールデンウィーク、土日を休むと大体120日。
・住宅手当はあるか
・交通費は出るか
これ当たり前のことなんですが休日日数とか最初の就活の時に完全に見落としてたんですよね・・・
お休みがしっかりとれている企業というのは、
・人員確保ができている
・有給が取れている
ということなので、ホワイトか?ブラックか?の判断基準にはなると思います。
あとはどれだけ情報を開示しているかですね。会社HPなどで開示情報が少ない企業は注意したほうがいいと思います。
・・・これらを実践した結果、ありがたいことにまごうことなきホワイト企業に就職できました。
ちなみに就活の時にも当然以前の職歴は記載しており、質問もされましたが全く畑違いの職業であったため、「一度就職したものの、やはり専門的な仕事で働きたいと思い、大学院へ入りなおし勉強に励んだ。この力で御社でお役に立ちたいと思っている」という理由で大体の会社はパスできました。
会社辞めても死なないよ
ブラック企業はまずは心を殺して飼い殺しにし、そして最後に人を死ぬまで追い込みます。この会社で生きていけなかったら、だめだと思わせるのです。
でもね、わたしは声を大にして言いたい。
その会社辞めても死なないよ!むしろその会社にいたら死んじゃうよ!
無理に勤めなくて大丈夫。日本には約380万社の会社があるんですよ。
その会社はあなたに合わなかっただけです。
今は中途採用市場も活況です。「自分なんか無理だ・・・」なんて思わずに転職サイトに登録だけでもしてみることをお勧めします。
というわけで私の体験談でした。
思いのたけで一気に綴ったので近いうちにリライトします(苦笑)
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