こんにちは。元のんべぇです。
元モー娘。の吉澤ひとみさんの飲酒運転が社会問題になってますね。現役時代から好きだったし、今も同じくらいの子供を育てているということで応援していたので正直ショックでした。
とはいえ飲酒運転も信号無視も絶対に許してはいけないことだと思います。
ただ、2歳のお母さんがお酒を飲むことにまで疑問を呈する声も見ますが、きちんと子育てしているなら家で少量飲むくらいなら許してくれよ、とちょっと思った理系かあさんです。
いや、授乳中は当然NGだし、自分を保てなく量はだめだと思いますよ、でもね、他の家族が子供見てくれている状況だったり、夫は好きに飲みに行っているのにお母さんは全くお酒飲むなっていうのは違うかなって思うんです。
ちなみに私自身はもうかれこれ5年近く禁酒生活してます。
妊活中~妊娠、授乳1年半、卒乳したから飲みに行こうかなぁ~って思ってたらすぐに2番目妊娠で飲みに行く間がなかったんですよー・・・今はお酒がない生活が当たり前になりつつあるのでまぁなくても平気なんですけど、月に1回とかチューハイ1本くらいでお家飲みならいいんじゃないかと思わんでもないわけです。
もともとは日本酒の利き酒とか好きだったもんで。酒蔵訪ねたりとかもっと子供が大きくなって落ち着いたらまたやりたいなぁと思うわけですよ。ハイ。
で、今回これで記事を書こうと思ったのは、べつにこの「お母さんだって飲みたいんだからね!」の話をしたかったわけではなくてですね。
酎ハイ3本で翌日に基準値の4倍も出るっておかしくね!?
正直本当はもっと飲んでる?嘘ついてないか?
いや、もしかしてアルコール弱かったらひょっとしてでるの?でちゃうの?
・・・って怖くなったからです。
・・・んで、今回実際のところを調べてみました。
完全に興味本位の記事です。すみません。
チューハイ3本で翌日まで酒が残るか?
私がのんべぇだからなのか?チューハイ3本飲んでも翌日朝、お酒が残ってるなぁと感じたことは今まで一度もなかったのですが(9時間くらいたってる)、まぁそもそも電車通勤で車を運転することがなかったからなのかもしれないと思ってちょっと調べてみました。
アルコール分解能力は個人差が大きい
内閣府の第29回交通安全シンポジウム報告書によると、アルコール分解には個人差が大きいことがわかります。
基本的に女性は男性と比較すると肝臓が小さく、体重も軽くて血液量が少ないため、お酒の分解は男性よりも苦手とされています。
女性:3.5g~10.5g/時間
男性:6g~13g/時間
何人の調査なのか、元の資料には記載されていませんでしたが、丸の数から各50人程度と想定されますので、この平均から上下へずれる方もいると思います。
ただ、極端に弱い人(酒を受け付けないタイプの方)はそもそも少しの量で気持ち悪くなることが多いので翌日に抜けなくなるほどの飲酒をすることはないのではと思います。
何L飲んだか、じゃなくてエタノール量が重要
当然ですが、酒量は飲んだ量じゃなくて飲んだもののアルコール度数に強く依存します。さっきの分解能力もエタノールの分解能力の話ですしね。
度数5%のビール(酎ハイ)を3本、つまり約1L飲むのと、最近はやりのストロング酎ハイ度数12%を1Lのむのとではエタノール量は2.4倍違ってきます。
飲んだ量(ml)× 度数(%を数字に直す、5%なら0.05)× 0.8(比重)
※エタノールは比重が水の80%のため、0.8をかけます
つまり某アイドルが飲んだのが
5%のアルコールの場合:アルコール40g
12%のアルコールの場合:アルコール96g
となるわけですね。
単純計算ですが・・・
さっき出てきたお酒の分解能力がめっちゃ低くて1時間当たり3.5gしか分解できない人だと5%のものでも完全分解するのに11時間かかってしまうわけです。
一方で超強い人でも12%のアルコールなら体がフル稼働しても8時間弱はかかってしまう計算になりますね。
アルコール摂取後の呼気濃度の推定
あくまで参考ですが、実務の友でアルコール摂取量、体重から血中濃度と呼気濃度の計算ができるのでやってみましょう。
体重は50㎏としました(アイドルなのでもっと軽いかもしれません)
5%の場合:飲酒直後呼気0.4~0.66㎎/L
7時間後呼気0~0.28㎎/L
9時間後呼気0~0.17㎎/L
12%の場合:飲酒直後呼気1.0~1.6㎎/L
7時間後呼気0.34~1.21㎎/L
9時間後呼気0.14~1.10㎎/L
Oh、、、アルコール思ったよりも残ってる!?って印象。
というか衝撃的なのが12%の結果。9時間後に最低でも0.14㎎/Lですよ、奥様。
飲酒運転の基準は0.15㎎/L。ですから、めっちゃ分解能が高い人でも引っ掛かる可能性があるってことです。
12%っていったらワインや日本酒も該当しますね。
少なくとも普通の酎ハイ(度数5%前後)であれば、今回検出された0.6㎎/Lは検出されなさそう。
・・・自供が本当ならば、恐らくこういった強い酒類(今年出始めたストロング酎ハイ、焼酎、ワイン、日本酒など)を飲んだのかも?
でもね、正直こんだけ呼気に出るってことは自分でヤバいってわかるレベルだったと思うの。そういう時は運転しちゃいけません。
今回の事件、フォローする意図は全くないのであしからず、です。
飲酒翌日に逮捕されるケースも多い!
寝たから大丈夫~って油断して逮捕された事例結構多いみたいです。
2007年 飲酒運転 懲戒処分事例の分析|特定非営利活動法人アスクによると、あくまでニュースベースですが、調査対象の半分がこの「飲酒から時間を置いたから大丈夫だと思った」パターンでした。(102件中41件)
翌日朝から車に乗る予定があるのであれば、ビール2本以下にとどめておくのがいいかもしれません(お酒を分解する能力が低い人はもっと減らさないといけないかも)。
飲んだ翌日車乗るなら酒量に注意が必要
まとめ・・・ですが、今回計算してみて、たとえ酎ハイ3本でも、アルコール度数によっては翌日まで体にかなり残ることがわかりました。
正直7時間もたてば大丈夫でしょ~って思っていたので自分も甘かったなぁと。(ペーパードライバーなので車運転しないけども)
アルコールは処理できる量が決まっているから取ったらとった分だけ時間がかかるっていうのは気を付けないといけないなぁと改めて思いました。
多少は尿で出るだろ~と思って調べてみたんですが、10%くらいしか尿に出ないみたいです。(参考:アルコール代謝の仕組み | 知っておこう!上手な飲み方、付き合い方 | サッポロビール)
3日酔いとかもありえるってことっすね・・・
今年の夏から度数12%のストロング系チューハイが販売されましたが、これは正直炭酸も相まって日本酒やワインよりも飲みやすくなっていると思うので飲みすぎてしまう可能性があるように思います。注意が必要でしょうね。
毎回わざわざ計算することはないと思いますが、度数5%のお酒1本(350mL)で2~4時間は分解にかかることを覚えておいたらよいかなぁと思います。
職業ドライバーの人はこういうのとかも持っておくと安心ですね。これはタニタ製ですが外国製であれば1000円前後からあるようです。(正直気休めな部分もありますが)
余談:飲酒してないのに飲酒運転!?
これは全くの余談なのですが。
飲酒していなくても飲酒運転と誤解されてしまうケースが実はあります。
原因その1:入れ歯安定剤
裁判になったのでご存知の方もいらっしゃると思うのですが、一部の義歯安定剤はアルコールが16%強含まれているので、使用方法によっては呼気検査で引っかかることがあるようなのです・・・
入れ歯をしている方は要注意、ですね。
原因その2:病気
30年で100例ほどしか報告がないそうですが、腸内で酵母が増殖するなどして体内でアルコールを醸造してしまう人がいるようです。
小麦やフルーツなど糖分を摂取するだけで酔ってしまうという奇病。
超稀ですがこういう例もあるようなので、もしかしたら万が一の冤罪は起こっているかもしれません。(この病気の人は運転はやめておいたほうがよさそうですね)
今回は以上です~。完全なる趣味日記でした。
グーグルアドセンス諦めたのでお酒の話題も攻め込んでおります(苦笑)
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