こんにちは。理系かあさんです。
子どものおもちゃの断捨離についての個人的な考察の記事です。
なんで私がこどものおもちゃを断捨離しないのかについて書きました。
自分のトラウマの話込みなので、そういうのが嫌いな人は回れ右してね!
あとあくまで個人の意見です。全員に当てはまるという話ではありません(予防線)
子供のおもちゃ、どうやって処分してる?
子どものおもちゃの処分法について、検索しているといろいろな方法が出てきますね。
1.勝手に捨てる
2.隠しておいて気が付かなかったら捨てる
3.子供に「捨ててもいいか」聞いてから捨てる
4.1個買ったら1個捨てる
などなど・・・
うちは以前から何度か触れていますが、こどものおもちゃの断捨離はしてません。
理由は単純で、おもちゃは、子供の所有物で私の所有物ではないからです。
子供はおもちゃ捨てられたことなんて覚えてない?
覚えてない、勝手に捨ててるよ、という、お父さん、お母さん。
それ本当でしょうか?
私は壊れたぬいぐるみをある日処分されてしまいました。
おそらく捨てたのはきれい好きの父です。(父は今でいうミニマリストです、余計なものは持たないタイプです)
その時は幼稚園児で、確かにしばらく遊んでいませんでしたが、小さいときから遊んでいたお気に入りでした。捨てられたと気が付いたときには少なからずショックを受けましたが、父や母には言いませんでした。
今は穏やかな父ですが昔はいわゆる雷親父でものすごく怖い存在だったのでとても意見などできなかったのです。
他にもすてられたもの、なくしたものについての記憶は30代の今でも鮮明です。
幼稚園の時に靴隠しをしてなくしてしまった靴とか。
小学校1年生の時帰り道で落としてしまった片方の手袋とか。
汚れていたからか、捨てられてしまった人形とか。
他にもたくさん覚えています。
この年代って大人が考えている以上に、物に愛着があったり大切に思ったりしているんだと思います。
自分で買えるものの範囲も少ないですしね。
個人の体験談に過ぎないので、捨てられてもケロッとしている子もいるのかもしてません。ただ、私のようにずっと覚えているタイプも実在してます。
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じゃあ捨ててもいいか聞いてから捨てれば?
「捨ててもいい?」と聞くのも正直考え物です。
そんなことを言われたら子供には「うん」しか回答が用意されていないのと同じです。
家庭によるかもしれませんが。
例えば子供時代の私の場合であれば「いや、それ遊ぶから」とでも言おうものなら、「全然遊んでないじゃない!」と回答が返ってくるのが目に見えているので正直「うん」というしかなかったです。
※誤解なきよう言いますが、母はぬいぐるみを修理してくれたり人形の服を作ってくれたりした記憶があります。強硬で捨てていたのはうちの場合は父です。
捨てた後に子供が自分で捨てた、と認識しているのならいいと思いますが「お母さん(お父さん)に捨てられた」と認識しているのなら勝手に捨てるのと大差ないかなぁと思います。
そんなこと言ったら捨てれないじゃない!
ごもっともです。
でも。
「おもちゃがたくさんあって部屋が散らかるのがいや」、というのはだれの感情でしょう?
子どもの感情なのであれば、子供が断捨離するのはわかるのですが、親の感情なのであれば、それは押し付けかなと思います。
子どもが本当に納得して捨てる時は、自分で捨てるのではないか、と思います。
自分はそうでした。もう遊ばなくなったおもちゃは自分で下の子にあげたり、処分しました。いつまでも幼児のおもちゃで遊ぶ子供はほとんどいないでしょう。なので、うちは子供が自分で処分するその日その時まで、待とうかなと考えています。
散らかるのが嫌なのであれば、家に可能な限り入れないようにするほうに力を注いだほうがいいかなと思います。
例えば、おまけ付きのお菓子は買わない。どんなにごねられても買わない。
マックなどの子供用おもちゃが付いてくるセットも買わない、おまけつき教育商材は与えないなどです。
入ってくる量を減らして自力で片付けられる量に留まれば、散らかることは無くなります。
なんでこんなことをいうか。
理由は単純で、私自身おそらく勝手に捨てられた経験が元となって、部屋に物をため込んでしまっていたからです。
自分が望まない形でものを奪われた、いわゆる剥奪体験は、子供によっては心にトラウマを残します。
捨てた後で、あの喪失感に襲われて激しく後悔するのではないか。必要な時になくて大変なことになるのではないか。
私が物をため込んでいた原因の心理状態です。
また奪われるかもしれないからたくさん買っておこう、いつか使うかもしれないから置いておこう、捨てた後で後悔したくない。
奪われたら、奪われてもいいようにたくさんものを溜め込まないといけません。ものが無くなることに必要以上に恐怖を覚えることもあります。
その結果、私は在庫を過剰に抱える傾向が強くなりました。
この状態が悪化していったとき、何が起こるか。
それはゴミ部屋・ゴミ屋敷です。
パンフレットや、紙、空き缶でさえ資源だと言い張り捨てられなくなっていく。
それが行き着く先です。
これは極端な例ですが、人と人との関係の希薄さとゴミ屋敷は関係しているといいます。大切なものを大切な人に断りもなく奪われた記憶がトリガーになってもおかしくないと思いませんか。信頼している人に、大切なものを奪われた経験は恐ろしいものなんです。
ちなみに、今は自分の特性をちょっとずつ理解して、在庫を減らす努力をしています。
将来のゴミ屋敷化を防ぐために、断捨離を始めてから勉強もしました。
心理的な強迫観念などが原因で片付けられない障害の人をホーダーと言うそうです。
ちなみに散らかり部屋の主はADHD、ホーダーのどっちかもしくはどっちともであることが多いようです。
私自身はそもそも診断を受けたところで片付けられない現状が治らないのなら、そして工夫で片付けられるのならあんまり意味がないなぁと思って病院へはかかっていませんが、最近は大人の発達障害というのが注目されているそうなので、気になる人は心療内科などで相談されるのが良いかもしれません。
そこそこ高額だし、読むのに時間がかかるんですけど、こちらがかなりの良書だったのでホーダーについて詳しく勉強されたい方や私もそうかも?ってかたにはオススメです。
あくまで入門書ですけどADHDのことがわかる本。
全ての子供がこうなるとは言いませんが、出来れば、子供さんが納得できる方法とタイミングでおもちゃは処分してあげて欲しいと思います。
下手したらものすごい遺恨を残します。マジで。
最後に断捨離されるのは自分てなことになるかもしれません。
ちなみに、ホーダー家庭で育った子供は友人を家庭に招けない、、、などの理由で自己評価が著しく低くなりやすいそうです。将来の孫のためにも、一考していただければと思います・・・