こんにちは。理系かあさんです。
今日は昨日カレーだったので鍋を洗っておりました。
カレーの後の鍋洗いっていやじゃないですか?下手をすればスポンジまで脂だらけになって、、、他のものにまで脂がうつっちゃったりすることもありませんか?(うちだけかな)
ご存知の方も多いとは思うのですが、あのしつこいカレーの汚れが簡単にきれいにできる方法がありますので、今日はそれをまとめておこうかなと思います。
カレーの汚れには重曹
やっぱりのこの粉。重曹の出番です。
※ただし、ステンレスの鍋、ホーローの鍋に限ります。アルミの鍋は重曹でだめになるので使わないでくださいね。
私はズボラなので「入れて放置」「おいておくだけ!」の対処法がすごく好きです。重曹は強力な洗剤ではありませんので、反応に時間がかかることが往々にしてあるのですが、まぁ相性がいい性格かなって思います(笑)
カレーの汚れが落ちにくい理由
ずばり、これは脂のせいですね。
カレールーって相当量の油脂を含むのですがそのほとんどが、常温で液体の「油」じゃなくて固体の「脂」、動物由来のものなんです。
水を入れたら冷やされて当然固化するので、鍋に頑固に引っ付いて取れなくなってしまいます。
普通の洗剤で落とそうとすると、表面から少しづつ界面活性剤の効果で取れていくので、下のほうはずるずる、しかも固形なのでミセル化しにくく取れにくい、という現象が起こってしまいます。大量の洗剤が必要となってしまうのはこのためです。
一方で重曹は過去記事でも書きましたが、油脂と出会うと油脂を石鹸に生まれ変わらせる性質を持っています。
油汚れの過去記事。
重曹がカレーの油脂と出会って石鹸化→石鹸化した部分がお湯に溶解する→また油脂の面が露出→重曹がカレーの油脂と出会って石鹸化、、、という反応が繰り返されるので汚れがどんどん落ちる!というわけですね。
もちろん、鍋にお湯をはって洗剤、つまり界面活性剤をいれて、、、という方法でもカレー汚れは取れるのですが、洗剤だけだとはった水にたっぷり油が浮いてる状態になって排水溝とかシンクの掃除もしなきゃってなるのが重曹だと起こりにくい、というのもおすすめポイントだったりします。
重曹の使い方(うちの場合)
うちの場合はカレーなべに50~60℃のお湯をはって重曹をバサッと入れて一晩放置します。(量は適当)
目安量ですが、入れる重曹の量はお湯の量1Lに対して大匙2~3くらいです。
お湯のほうが油脂が柔らかくなりますし、化学反応も進みやすくなります。
あとは翌日お玉でくるくる水を回してから捨てると、ほとんどの汚れは落ちているかと思います。(水がアルカリ性になっているので素手は入れないほうがいいです)
この時点で落ちてなさそうであれば、水と重曹を入れ替えてからちょっと煮るという手もあります。落ちが悪い場合は重曹の量を増やしていくのが良いかと思います。
Before
水をはる前の鍋の写真撮るの忘れましたが、お玉から汚れ具合は察してほしいです(え)
結構べったりとカレーが付いています。しかもこの日はミンチカレー(グルテンフリー)だったので、脂多めです、、、
After
ちなみに翌朝まで放置したあとはこんな感じです。
つるん。こすってません。
くるくるするだけでどんどん取れます。
取り切れてなく見えますが、一度水を入れて捨てるだけで、、、
ほぼ全部取れました。
あとは、一応洗剤で洗っておしまいです。
焦げも落ちるよ!
ちょうどよく焦げ鍋がないので写真なしで申し訳ないのですが、焦げた鍋の焦げ落としも同じ方法で簡単にできます。
びっくりするくらいするする落ちるので、ステンレスやホーローの鍋が焦げ付いちゃったときは試してみてくださいね。(くろ焦げは少しこすらないと落ちないかもしれませんが、それでも力を使うこともなくぼろぼろととれるかと思います。)
ちなみにホーロー焦がしちゃった場合は冷めてから対処しないとホーローが割れちゃうことがあるので注意が必要ですよ!私はこれでミルクパンつぶしました。
急冷はダメですね。他の鍋も見た目は大丈夫そうに見えるかもしれませんが、防汚コートが剥がれやすくなったりしますので注意が必要です。フライパンとかね、、、
夏だしカレーの機会も増えると思いますのでよかったら試してみてくださいね!でも、アルミ鍋は最悪穴が開くのでだめですよ。
ちなみに、磁石が引っ付かない鍋はアルミの可能性があるので、素材がわからない場合は磁石をくっつけてみて確認してくださいね。(アルミは100%磁石が引っ付きません。ステンレスは磁石が引っ付くものと引っ付かないものがあります)