台風の前、物干し竿や物干し台、網戸の処遇って悩みませんか?
物干し竿も網戸も結構重たいし、物干し竿は細くて風なんか受けそうもないし飛ばないだろう、とは思うもののもし飛んじゃったらどうなるの?って思いません?
今回はこの辺りをまとめてみました!
ベランダ掃除:台風対策
いきなりですがベランダ・庭を掃除しておくことは台風対策になります!
台風の時に怖いのは窓ガラスが割れることですが、風だけで窓ガラスが割れるのは風速70m/s以上とされています。正直、風速が60m/sを超えると家ごと破壊されるレベルなので窓とか関係ないレベルです。
しかし実際のところは、風速20m/sを超えたあたりから窓ガラスの被害は急増します。
それはなぜか。
原因は「風による飛翔物」です。
風で飛ばされたトタンや瓦などは想定しやすいかと思いますが、他には本当に小さなものでも、例えば小石でも風で飛ばされればガラスを割るのに十分な凶器になりえます。
高速道路を走っているときに飛び石がガラスにぶつかったときのような状態が起こると想像してもらうとわかりやすいと思います。強化ガラスに穴が開きますよね・・・
あれが普通の窓で起こってしまったらどうなるか。
粉々に砕け散りますし、ガラスが強風で凶器となって部屋の広範囲に飛び散ります。
危険を完全に避けることは難しいですが、被害者にも加害者にもならないために、傘やゴミ箱、植木鉢を片付けるのは当然として、可能であればほうきなどでお掃除をしておくことをおすすめします。
台風で物干しざおや網戸は飛ばされるか?
※こちらは宇宙から見た台風の写真
実際のところどうなんかなぁと思ってちょっと調べてみました。
ググったら出てくる出てくる・・・飛ばされた体験談。
物干しざおに関しては洗濯物を干していて(台風のさなかになぜ外干し!?)洗濯物が帆のようになって飛ばされた、というものもあれば、何もつけてなかったけど飛ばされていた!というものもありました。
風速が20m/sを超えてくるとなんでも飛ばされるみたいなので物干し竿も例外じゃないようです。中には飛ばされた物干し竿が人の車にあたってしまい、十数万円の修理費用を請求された事案もありました(; ・`д・´)
※普通に考えたら飛ばないようなもの(屋根とか)が飛んでしまった場合は過失を問われない場合が多いようですが、物干し竿など想定ができるものの場合、過失責任が問われる場合もあるようです。
実は管理人も台風中に網戸が外れて飛ばされそうになり慌てて暴風雨のなか取り込んだことがあります(※一緒に飛ばされる可能性があるので良い子は絶対真似をしないでくださいね!戸板で空を飛べるのはフィクション忍者だけです!何事もなかった私は運が良かっただけです)
台風の風で飛ばされて自分の家や人様のお家の窓や車を破壊してしまってはいけませんので対策が必要だということがわかりました。
飛ばされないための対策:網戸
網戸を飛ばされないための方法をまとめてみました。
はずれ止めがセットされているか確認する
実は多くの網戸には最初から「はずれ止め」が付いています。以前はこれを知らなかったので暴風雨の中網戸を取り込む羽目になったわけですが( ;∀;)
しっかりはずれ止めをしておけばめったなことでもない限り網戸は飛ばないそうですよ。
ちなみにうちの網戸のはずれ止めはこれ。
これは外れている状態なので・・・ネジを緩めて上へ押し上げて固定します。
ねじを締めてこれで外れなくなった状態です。
反対側にも同じパーツがあって、上部計2か所についています。
※いつもこの状態にしておくのが正解です。先日網戸を張り替えて直すのを忘れていました・・・
たまに、ここではなくて網戸の横側の上部についているものもあります。詳細はYKKさんのHPが詳しいのでご覧くださいませ。
網戸についてのお願い | 安全・安心、快適のポイント | YKK AP株式会社
ちなみに以下のようなご家庭ははずれ止めが外れている可能性が高いです。ご注意くださいませ。ネジが緩んでいる場合もあるので目視で大丈夫そうでもゆるみ・がたつきチェックをしたほうがいいです。
網戸が飛んでっちゃいますよ!
◼️風が吹くとガタガタする
◼️網戸の張替え、引っ越しなどで外したことがある
◼️開けたり閉めたりしただけで外れることがある
シャッター・雨戸を閉める
網戸よりも外側に雨戸やシャッターがあるご家庭では手っ取り早い手ですね。飛来物による窓の割れも防げます。
ただ、風が出てくる前に閉めないと危ないので早めに対策しましょう。
ちなみにうちはシャッターがないのでこの対策はできません_( _´ω`)_ペショ
また、シャッターも完璧ではなくて飛来物があたって破壊されることがあります。この場合、その破損部から風が吹き込みシャッター自体がめくれるなど壊れることもあります・・・古いシャッターの場合などは事前に破損部位がないか確認しておいたほうが無難です。
網戸を外して室内に取り込む
はずれ止めが付いていない、もしくは飛んでいくのがどうしても不安な時には取り込んで部屋に収納してしまうのが一番安心です。(うちははずれ止めの存在に気が付く前は毎回取り込んでました)
手間はかかりますがこれなら絶対に飛ばされません。あと風で網戸が行ったり来たりしてうるさいのを防げます。夜に来る台風だと特にうるさいので片付けた方が平和ですね。特にマンション高層階などは風が強くなりやすいので外したほうが無難かもしれません。
飛ばされないための対策:物干し竿
物干し竿が飛ばされないための対策をまとめてます。
竿ストッパーを使う
竿の落下を防ぐための器具ですね。
洗濯物を干すときに物干し竿を引っ張ってしまって落としてしまうときがあるので、うちでは通常時から使っています。300円弱でいい仕事してくれるなぁという印象。
ちなみに100均でも売ってますし、ホームセンターでも売ってます。
ただ、突風が吹くと
そんな装備で大丈夫か?
って正直心配に思う部分もあります、、、
紐が通せる小さい穴が開いているので、ここに紐や針金を通して物干し台とかにしっかり固定してしまえば安心かもしれません。(ただ、風速が30m/sを超えると物干し台ごと空に舞うことがあるそうです(; ・`д・´)マジカ)
うちは結束バンドで固定しようと思ったのですが結束バンドを切らしてしまっていたので断念して取り込むことにしました。
災害対策は「大丈夫だ、問題ない」ではなくて「一番いいのを頼む」で進めておくと無難です(エルシャダイネタ、わからないひとすんません)。
室内に取り込む
もうね、これが一番安心ですね。
外して下に置いておくのはオススメしません。
物干し台から外したことによって風で飛びやすくなってしまうので、窓を割る可能性があるのとマンションの場合ベランダを転げまわるのでかなりうるさいです(管理人体験済み、台風が過ぎ去るまでずっとガランガラン!!と騒音は出るし、ひやひやするハメに・・・(;'∀'))。大きいものの場合も廊下などに取り込んで置いたほうがいいです。
ちなみにうちでは伸縮タイプをつかってます。強度の不安があったのですが意外と強いのと、引っ越しの時もたためるのでおすすめですよ!
通販で買うよりもホームセンターのほうが安いかも。持って帰るの大変ですけど。
関係ないですが車でやってくる竿だけ屋は詐欺が多い(2本で千円とか言って数万要求される)ので気を付けましょうね。
風速とその影響
風速とその時に起こる状態についてまとめてみました。
文字やイラストで確認されたい方は気象庁のリーフレットがわかりやすいです。
今回はわかりやすいようにそれぞれの風速の動画をご紹介してますので良かったら体感してみてくださいませ。
風速10~15m/s
時速にすると50㎞/h弱。
たった10m/s?って思うかもしれませんが実は結構強い風で、傘はもうさせません。樹木や電線や雨どいが揺れてトラックなどは風で流されているのがわかる状態です。瞬間風速で20m/sを観測することも。
風速15~20m/s
人は風に向かって歩けない状態に。傘はひっくり返り、吹っ飛んでいきます。
子供やお年寄りなど足腰が弱い人はこけます。
布団さえこいのぼりのようになびいてしまう事態。っていうか地面と平行になってますね。
看板やトタン屋根が剥がれて飛ぶ事態が頻発し、固定されていない屋根瓦も飛びます。
窓もガタガタと揺れ、トラックでない車でも風にかなり流されます。
動画ではファッションも相まって面白い感じになっていますが、結構笑い事ではない事態になってきます。瞬間風速では30m/sがでることもあります。(※30m/s出ると電信柱や車も吹っ飛びます。)
台風の強風域は15~m/sが相当します。ニュースでよく見る黄色い大きい方の円ですね。
風速20~30m/s
もう物につかまっていないと立っていられない状態に。子供くらいだとこけるどころか吹き飛ばされる恐れがあります。(大人も転倒などがおこります)
瞬間風速は40m/s出ることもあります。
細い木が幹から折れ、看板は落下しとばされ、車ですら走りにくくなり、ビニールハウスは破れ、固定されていないプレハブ小屋は倒れたり壊れたりします。
もう阿鼻叫喚の状態。
台風の暴風域は25m/s~なので、暴風域に入るよ!というときはこの状態が起こることを想定しましょう。ニュースで見る内側の赤い円ですね。
風速30~m/s
Typhoon Jelawat over turns a car
2012年に沖縄を襲った台風17号の動画。車が紙製?ってくらい簡単に吹き飛ばされる様子が映っています。(アメリカ兵が撮影した動画なので音声英語です)
風速が30m/s超えると瞬間最大風速は50m/sでることもあり、こうなるともう人は歩けません。飛ばされます。多くの街路樹が幹で折れたり根から倒れます。そして幹ごと飛んでくることもあります。
トラックは横転してオモチャのように飛ばされ、屋根や外装が破壊される家屋も出てきます。小規模な竜巻も頻発します。
ニュース動画などで見られますが、2012年のこの台風の時は街路樹の倒壊、車の横転が相次ぎました。
■追記
こちらは2018年9月4日の台風21号の映像。
風の本当の怖さがよくわかります。
うちも色々対策しておりましたが結局被害が出ました(ベランダの敷居が燐家からの飛来物で破壊されました)。
被害が大きかった大阪での最高瞬間風速は海上では60m/sをこえていたようです。
こうなると小規模な竜巻も多発するため、被害が甚大になりやすくなります。
まとめ
網戸&物干し竿等の台風対策をお送りしました。
いかがでしたでしょうか。
対策法さえ知っておけば台風前や通過中に焦ることがなくなって安心して過ごせますし、間違っても私のように暴風雨の中に飛び出さないといけなくなるような事態は避けられます。
賃貸の場合、網戸を飛ばしてしまうと借主が弁償しないといけないこともあるので、台風が来る前に安全を確保したうえできちんと固定されているか確認されてみてはいかがでしょうか。
(ガタ付いてる時は面倒でも取り込んじゃいましょう)
ちなみに、台風の時のその他詳細備えに関してはこちらの記事にまとめております。
よろしければ合わせてごらんください。
■台風の進路予想確認にオススメのアプリ。10日後の天気まで予測できるwindyが優秀
■台風被害。破壊された燐家とのしきりと風呂トイレにまうホコリ
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ブログランキング参加しています!もし応援していただけるとすごくうれしいです( *´艸`)
スポンサーリンク